病理医の長村義之氏が当社の学術顧問に就任しましたことをお知らせいたします。

長村氏は国際病理アカデミー(IAP)、国際細胞学会(IAC)、日本病理学会、日本臨床細胞学会など国内外の様々な学会で理事長を歴任し、ワールドワイドでの細胞病理分野の発展に大きく貢献してきました。当社は長村氏の知見や経験を細胞診のデジタル化及びAIソリューションの開発に活用し、国内外の医療の現場に広く受け入れられるイノベーティブな製品の実現を目指します。
 
■長村義之のコメント
最近の細胞診領域へのデジタル化WSI(Digital cytology)の応用、更にはAIの導入およびゲノム医療との連携など、この領域の急速な発展・変革には、病理専門医、細胞診専門医から見ても、目を見張るものがある。
国際的に見てDigital cytologyは、種々の分野で応用が試みられており、製品化へのチャレンジも盛んである。細胞診標本のデジタル化の際に重視すべき要として 細胞の接着・重積性への対応があげられよう。重積性の強い細胞集塊を40層でスキャンしてベストな細胞像をキャプチャーするCYBOのテクノロジーそしてその画像を基盤としたAIの開発は国内外を問わず大いに期待されている。
細胞検査士、細胞診専門医諸氏の技能・診断力がそのまま生かせるDigital Cytologyの実現を目指し、CYBO学術顧問としてCYBOのスタッフの方々の頭脳、技術、応用力に大いに期待するものである。

プロフィール
慶応義塾大学医学部を卒業後、直ちに米国 University of Colorado Medical Centerで病理レジデント・リサーチフェロー、米国ミシガン州ヘンリーフォード病院で外科病理クリニカルフェローを終了しAmerican Board of Pathology(ABP)取得後帰国し、東海大学医学部にて病理学教授、副学部長として奉職、正確な治療を行うために不可欠な病理診断のエキスパートとして病理診断に携わる傍ら、後進の指導に情熱を傾けた。 現在は日本鋼管病院 病理診断科部長として病理組織・細胞診断に従事している。
 
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